資格取得者はどれぐらい?

看護師が足りない足りないと言っていますが、実際足りていないのことをわかって欲しいです。看護師の資格は国家資格ですし、それなりに難しい。実習を繰り返し、試験対策に力を入れているので合格率は高い。なのに、人材不足?

まずここ数年の看護師資格試験の合格率は、大むね90%前後。数値的には結構高い。具体的な人数で見てみますと、受験人数がおよそ6万人弱、合格者数が5万人だから大体9割ないぐらいの合格率になっています。その前の数年を見てみても、大体同じぐらいの数字なんですよね。ですので、年間5万人前後が看護師資格の取得に成功し、デビューしているわけです。数字だけ見ると毎年結構な人数の看護師が誕生しているのです。

では、どうして人手不足?という話ですが、離職率が高いという風にも言われています。東京が足りないの?地方なの?と考えちゃいますが、これは全国的なもののようです。噂ですが、看護学校がある地域は充足していると聞いたことがあります。

東京では、人口が多い、若年層が多い、働き盛りも多い、だから急性期医療での人材が常に求められています。たまに耳にする「看護師は若い方がいい」という理由はそれなんです。急性期は俊敏でないと間に合わないしベテランには体力面で期待できない。実際、東京に憧れて就職する看護師も多いです。東京で最先端医療を学び、Uターンで看護技術を活かす。この流れは、看護師を志すときから持っている夢かもしれません。